全国高校ラグビー大会は30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦16試合を行う。優勝候補の一角・東海大大阪仰星(大阪第1)は出場63校で唯一、2回戦からの登場で佐賀工と激突。29日は大阪・枚方市の同校で最終調整を行った。

目標は3大会ぶり6度目の優勝だけ。湯浅大智監督(39)の言葉に、その決意がにじんだ。「1回戦をこなしたチームはグラウンドに慣れている。でも、ポジティブに考えれば、みんなは(決勝まで)6試合だけど、ウチは5試合。1試合分のアドバンテージをしっかり上乗せして、やっていこうと話しています」。ラグビーは削り合い。1試合少ないことは大きい。

この日は午前中、ユニットごとに動きを確認。午後は1時間半の全体練習をこなした。最後は花園試合前日恒例の“全員スクワット”。マネジャー4人を含む全部員98人が手をつなぎ、巨大な輪を作って締めくくった。「佐賀工さんは例年通り、たたき上げの強力FW、長身選手も、BKにいいランナーもいる」と湯浅監督。油断せず、5段あるステップの1段目を勝ち上がるつもりだ。

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