B1新潟アルビレックスBB(東地区9位)は30、31日、名古屋D(西地区3位)とアウェーのパークアリーナ小牧で対戦する。

現在6試合連続スタメンのルーキーSG西田優大(21=東海大4年)にとって、名古屋Dは昨季特別指定選手として所属した“古巣”。成長した姿を見せ、チームの連敗を3で止める。

西田には対名古屋Dのイメージができている。マッチアップが予想されるSG安藤周人(26)を「簡単に3点シュートを打たせないように」と要警戒。東海大の後輩で特別指定選手のPG坂本聖芽(21=東海大3年)については「データが少ないと思うので」とチームメートに必要な情報を伝えるつもりでいる。

昨季は名古屋Dの特別指定選手として14試合に出場。Bリーグのレベルを教えてくれた古巣は、今は連敗ストップをかけて戦う敵。「プロとして対戦できることにワクワクする」。そんな高揚感の裏には「(リーグ戦半分の)30試合を終えて、後半戦はいいスタートを切りたい」という勝利への思いがある。

ここまで9勝21敗と苦戦する新潟の中で、反転攻勢の起爆剤的な存在だ。昨年12月にプロ契約後、ここまで7試合出場で最近6試合は連続スタメン。出場時間は1試合平均23分ほどと主力並みの働きをしている。持ち味のシュート以上に相手のポイントゲッターに張り付く粘り強い守備で評価が高い。「大学でボールへの執着心を学んだ。意識して守備ができている」。Bリーグの舞台で自分の強みになっている手応えを得た。

それを最大限に発揮すると同時に「攻撃で足が止まってしまう」と得点アップが名古屋D戦のテーマ。「まず2桁に白星を乗せたい」。白星ゲットへ集中する。【斎藤慎一郎】