1次リーグB組の日本(世界ランキング42位)は、格上の中国(同29位)に84-90で敗れ、通算2勝2敗の暫定2位で予定されていた日程を終えた。

第1クオーター(Q)を8点リードで終えた日本だが、その後に追い付かれ、後半は一進一退の展開に。わずかにリードして第4Qに突入したが、残り約4分で逆転を許した。

富樫勇樹(千葉)が持ち味のスピードを生かしたプレーを発揮し、チーム最多17得点をマーク。今遠征では初出場となったロシターライアン(宇都宮)も15得点で存在感を示した。16日の対戦では57-66で敗れた相手に雪辱とはならなかった。

フリオ・ラマス監督は会見で、「システム改善のために練習していかないと」と話し、国内での合宿や強化試合で攻撃力向上に取り組む必要性を口にした。この日の富樫の活躍について質問が及ぶと、「今日の勇樹はいいプレーをしていたし、(篠山)竜青も(田中)大貴も、全員が良かった」と振り返った。

東京五輪直後の8月の本大会(インドネシア)には1次リーグ各組上位2チームが進み、3位チームは2次予選に回る。

B組は残り1試合を残して3戦全勝の中国が同組トップ。全日程を終えた日本が2番手で、中国との1試合を残す台湾が3番手。マレーシアはコロナ禍により参加しなかった。日本は2位通過となることが濃厚だが、正式な順位は、国際連盟によるマレーシアの取り扱い決定を受けて確定する。