女子5000メートルで大樹町出身の堀川桃香(18=白樺学園高)が日本ジュニア記録を更新する7分10秒49で2位に入り、北京オリンピック(五輪)代表切符を獲得した。88年カルガリー大会から採用された同種目での日本最年少、高校生初代表となった。「名前が呼ばれたらうれしい」とドキドキして待った代表発表では男女15人の最後に呼ばれた。「ずっと目標にしていた五輪という舞台ですごい滑りたい気持ちがあった。出るためにはこのレースを頑張らないといけなかったので、すごい頑張りました」と笑った。

18年間で最も集中した。「人生でここが一番懸けてきたレースなので、すごい緊張とかプレッシャーもあったけど、表彰台に上がることが出来てすごくうれしい」と喜んだ。緊張感のピークは前夜。「きつ過ぎてやめたいってなっちゃった」と振り返るほどだった。レースではそんな弱気な面を見せず、2600メートルまでトップの快走。後半も粘りきった。

今季から同種目に挑戦し、試合は3度目だった。先月ワールドカップ(W杯)デビューを果たしたばかりの長距離界のホープだ。「これからもたくさん練習して、うれしい気持ちになれるレースがたくさん出来るように頑張ります」と希望いっぱいだった。

◆女子5000メートルと団体追い抜きで五輪を決め、3大会連続出場となる押切美沙紀(29=富士急、中札内村出身) 平昌より今の方が自分の実力上がっていると思う。さらにいいレースが出来るように五輪まで頑張っていきたい。