今季限りで現役を引退する18年平昌五輪銅メダルの原大智(25=日本スキー場開発ク)がラストレースを6位で締めた。

スタート前に競技人生がフラッシュバックして号泣。何とか滑りきると「これが本当にラストランって思って感動した。よくここまで頑張ったなって」と達成感をあふれさせた。試合後に引退セレモニーが行われ「最高のモーグル人生でした」とあいさつした。

平昌五輪後競輪の世界に飛び込み、二刀流として走り続けた。「誰も経験できないことをやらせてもらった。サポートしてくれた方々も信じてくれた」と感謝する。「ここまで頑張れたから、これからも心折れずに頑張れる」。誰よりも苦労し努力した自信は、今後の成長につなげる。

今大会でモーグルから離れる。今後は競輪に集中する。次なる目標は「S級に上がって、先輩たちの前を引けるような強い競輪選手になりたい」と描いていた。