ニュージーランド(NZ)首相と日本には意外な縁があった。

来日しているNZのジャシンダ・アーダーン首相(41)が22日、東京・秩父宮ラグビー場を訪れた。新型コロナウイルスの影響で中断していた英語とスポーツの合体型留学プログラム「Game on English」が再開となり、同プログラムの修了生らとの交流会に参加。日本からはスポーツ庁の室伏広治長官(47)らが出席した。

日本とNZは留学生の行き来が活発なことで知られているが、アーダーン首相も子どもの頃に貴重な経験をしたという。

「私も10歳のころ、家族で日本人のホームステイを受け入れました。留学生の日本人と同じぐらいのことを、彼女(留学生)から学びました」

そんな思い出話に続けて「将来、首相になる子がいる家にホームステイする経験ができるかもしれませんね」と笑わせた。

この秋には女子15人制のW杯がニュージーランドで行われる。日本協会の岩渕健輔専務理事(46)は代表ジャージーとボールを手渡すなど、NZのトップとの貴重な交流の時間を過ごした。【松本航】