カーリング男子のTM軽井沢は6日、日本選手権3連覇中のコンサドーレでスキップを務め、今年3月に退団した松村雄太(32)が加入すると発表した。

松村は新たな所属先を通じて、「カーリングを続ける上で、世界に勝ちたいという思いが強くなり、TM軽井沢の加入を申し入れました。また、両角友佑選手と同じチームで一緒にカーリングをしていきたいという気持ちも強くありました」と経緯を説明した。

長野県軽井沢町出身の松村にとって、「自分が加入することでTM軽井沢がさらに強いチームになるための貢献ができると感じています。世界で勝てるチームを目指して、1歩1歩確実に頑張っていきたい」とコメントを寄せた。

TM軽井沢は、18年平昌五輪に出場したSC軽井沢クラブのスキップ両角友佑や弟の公佑らが19年5月に結成した。日本選手権は20年に準優勝、昨年は3位の成績。先月の中部選手権では準決勝で敗退し、今月開幕の日本選手権出場は逃した。

両角友はチームを通じ、「松村雄太選手とは長い付き合いで、同じスキップ同士でしか分かり合えない会話などもありました」とコメント。世界を目指す上で松村の加入は大きいとして、「チームとして戦略的な選択肢も増えると同時に、自分を含めて現メンバーにとっても、大変刺激になることを期待しています」などと続けた。