フィギュアスケート男子でジュニア1年目の中田璃士(りお、13=西武東伏見FSC)が30日、30年冬季オリンピック(五輪)での金メダル獲得を誓った。

関空アイスアリーナ(大阪・泉佐野市)で行われた全日本ジュニア合宿の公開練習に参加。1つ下のカテゴリーとなる「ノービス」の年代で、昨季まで3年連続の日本一に輝いた有望株は「いろいろな人に見てもらって『この人の演技がすごかったな』と思われる演技をしたいです」とジュニアグランプリ(GP)シリーズデビューを見据えた。

父の誠人さんは元選手で、現在は自身のコーチ。2月の北京五輪(オリンピック)で銀メダルを獲得した鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)、銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)に憧れているという。ジュニアが主戦場のライバルと合宿を過ごして「いろいろな上手な選手と滑れて楽しいです」とニッコリ。その上で力強く言い切った。

「今季は全日本ジュニア選手権で3位以内に入って、シニア(の全日本選手権)でうまい選手と戦いたい。30年の五輪で金メダルを獲得したいです」

挑戦のシーズンが幕を開ける。【松本航】