女性に性的暴行をしたとして準強制性交の罪で、同志社大アメリカンフットボール部員の部員4人が京都地検から起訴されたことを受け、同大学の植木朝子学長は30日午前、同大学のホームページで謝罪した。

以下、コメント全文(原文まま)。

「今後の公判の行方を注視しなければなりませんが、大学として極めて深刻な事態と受け止め、被害を受けられた方に対し、改めて心からお見舞いを申し上げるとともに、社会をお騒がせしていることに対し、深くお詫びいたします。調査の結果と公判の推移を踏まえ、事件を起こした当該学生には厳正に対処してまいります。

本学は、創立以来、建学の精神として『良心教育』を掲げてきました。このたびの事件は、その根幹を厳しく問われる事態と認識しております。今一度、本学の教育を根本から見つめなおし、再発防止のために、大学としてできる限りの取組をしていく所存です。

在学生の皆さんも強い衝撃を受け、つらい思いをしておられることと想像いたします。大学は常に、皆さんの心に寄り添っていきたいと考えておりますので、所属学部・研究科の事務室、学生支援センターなんでも相談、カウンセリングセンターなどの相談窓口をご利用ください。

一方で、この現実を真摯に受け止め、改めて、自らの行動を見つめなおす機会としてくださいますようお願いいたします。犯罪や不正に加担しないのはもちろんのこと、人としての尊厳が損なわれるような事態に対しては、傍観者とならず、抑止に向けてご自身のできる方法で、良心に基づいて行動していただきたいと思います。また、事件の関係者に対する誹謗中傷は厳に慎み、冷静沈着な行動をとられるよう切に希望いたします」