日本スケート連盟(JSF)は14日、フィギュア男子で北京オリンピック(五輪)個人銀、団体銅メダリストの鍵山優真(19=オリエンタルバイオ/中京大)が、今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場すると発表した。

欠場理由は「8月末に受傷した『左距骨疲労性骨障害、左腓骨(ひこつ)疲労骨折』の回復が遅れているため」とした。

今季は第1戦スケートアメリカ(21~23日、ノーウッド)と第3戦フランス杯(11月4~6日、アンジェ)にエントリーしていた。

<本人コメント>

「いつもたくさんの応援ありがとうございます。今回GPシリーズに向けて調整を行っていましたが、けがの完治に至らず出場は困難と診断を受けました」

「(8日の)ジャパンオープンに続いての欠場となり皆さまには、ご心配をお掛けしております」

「引き続き治療に専念し、12月の全日本選手権では万全な状態で皆さまの前で演技ができるように、頑張って準備を進めていきたいと思います」

昨季はイタリア大会とフランス杯で優勝。全体トップでGPファイナルに進んだが、新型コロナ禍で中止となっていた。

復帰に向けては、本人の言葉通り、年末の全日本選手権(大阪)を目指す。この大会は通常、世界選手権(来年3月、さいたま)の代表最終選考会になる。世界選手権では2年連続で銀メダルに輝いている。