東京五輪日本代表の青木玲緒樹(27=ミズノ)が29秒59の好タイムで優勝。自身が持つ日本記録に0秒02差に迫る好タイムだった。

青木は「午前中のレース(予選)では思ったより記録がよくなくて、どうしようかと思った。(前日の)100メートルの前半(29秒76)よりも速くてよかった」と笑った。その100メートル平泳ぎでは、1分4秒01の日本新で優勝していた。

9月から1カ月近く、英国に単身で渡り留学。「1人でいくことで、いろいろ考えて行動するという目的」だったという。結果として、精神的にも成長した。「気持ちの部分でもだいぶ余裕ができた。水泳の考え方とか、技術の部分においても、あまり自分のことを追い詰めないようになった」。海外で得た体験を財産に、さらに大きくなっていく。