東北(宮城)は、東洋(東京2位)に2-0の貫禄勝ち。

02年以来の優勝を狙う東北はストレート勝ちし、前回出場した20年に続き、2大会連続の3回戦進出を決めた。安食浩士(3年)は「相手の有力なスパイカーを制限するためにサーブで積極的に攻め、ブロックで仕留めることがテーマだった。序盤からできたことは自信につながった」と振り返った。

磨いた技をぶつけた。193センチのミドルブロッカー・佐藤颯太(3年)は「自分はレシーブが苦手なので、サーブでパスを返されるとブレークできない場面が多かった。サーブで攻めて相手の攻撃を乱すことを目指した」と、長身を生かした角度のあるサーブの精度向上に着手。この日は第1Sにサービスエースを含むブレークで6連続得点を呼び込み、高い打点のスパイクとブロックでも存在感を見せた。

3回戦は昨年の栃木国体で優勝した鎮西(熊本)と激突する。本年度の「2冠」を狙う強豪が相手だが、佐藤は「気持ちを引かないで戦いたい」と闘志を燃やした。臆することなく、自分たちのバレーで立ち向かう。【相沢孔志】

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