混合ダブルス準決勝で加藤未唯(ザイマックス)ティム・プッツ(ドイツ)組が、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)マトヴェ・ミデルクープ(オランダ)組を7-5、6-0で破り、昨年大会でオランダ選手と組んで優勝した柴原瑛菜に続く日本選手の決勝進出を果たした。

加藤は、観客はまばらながら、入場の際には大きな拍手で迎えられた。得点した場面では、笑顔でタッチを交わすなど、リラックスした様子を見せた。プッツが試合を決めると、笑顔で抱き合って喜んだ。

この試合の対戦相手であるスーチャディと組んだ4日の女子ダブルス3回戦では、ボールガールへの返球が頭に直撃し、危険な行為とされて失格となっていた。涙を流してコートを後にする際、スーチャディに抱きしめられていた。翌5日の混合ダブルス準々決勝では、相棒プッツの支えもあり、ルイザ・ステファニ、ラファエル・マトス組(ブラジル)を破って準決勝へ駒を進めた。

この日の試合前には、自身のSNSを更新。スーチャディに向け「ポジティブに、前向きに、私の素晴らしい友人であり、良きライバルでもあるアルディラとの素晴らしいセミファイナルを迎えられることでしょう。ベストな組が勝ちますように!」などと、互いの健闘を祈っていた。

◆放送 全仏オープンテニスはWOWOWで連日生放送。WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合が全試合ライブ配信される。