世界選手権2連覇中の坂本花織(23=シスメックス)が今季初戦を3位で終えた。フリー120・34点で、合計187・62点とした。サバサバとした口調で「点数も順位も妥当」と受け止めた。
フリーは新プログラムの「Wild is the Wind/Feeling Good」。すでにアイスショーで滑っていたが、全てのジャンプを組み込んだうえで、試合用の60×30メートルのリンクで演技をするのは初めてだった。冒頭で幅のあるダブルアクセル(2回転半)を降り、3回転ジャンプ2本を着氷させたが、その後はステップシークエンスで靴が溝に引っかかって転倒。「そこで集中力が切れてしまった」。後半に組み込んだ3連続ジャンプの3本目の2回転トーループも転倒となった。
フィニッシュすると、リンクの中央で思わず正座。中野園子コーチからは「プライドを持ってやりなさい」と背中を押されてフリーに臨んだが、試合後は「ことごとく怒られました」。ただ、北京オリンピック(五輪)で銅メダルを獲得後、モチベーションの維持に苦しんだ昨季と比べ、「まだマシなほう」と前を向く。
「迷いもあまりなくて、練習を積めばいけるかな、というところまで気持ちも上がっている」
次戦はチャレンジャーシリーズのオータムクラシック(9月14~16日、カナダ・モントリオール)に出場予定。16日からは毎年恒例の盛岡合宿を控えており「そこでいっぱいシゴかれようかな」と笑顔で猛練習を誓った。
優勝は198・95点で吉田陽菜(木下アカデミー)、2位は198・27点で住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大)だった。


