日本(世界ランキング4位)が正念場のラスト3連戦を迎え、通算3勝1敗で並んでいたセルビア(同9位)に3-0で勝ち。3連勝とした。首位の米国(同2位)に1-3で敗れたスロベニア(同7位)と4勝1敗で並んだものの、セット率で上回って2位に浮上。8チーム中上位2カ国に与えられる、今大会での来夏パリ五輪(オリンピック)切符獲得に望みをつないだ。
スコア
日 本 | 3 | 25-17 25-14 25-22 | 0 | セルビア |
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第3セット
第3セット 西田のエースなどで幸先よくリードを奪ったが、6ー3から3連続得点で追い付かれると、石川が1点を返すも再び3連続を許した。その後もセルビアの猛攻を受け、最大4点差まで広げられた。
徐々に点差を縮めると、途中出場直後の宮浦健人が西田の好レシーブを得点につなげ同点とし、コート内を駆け回った。勢いそのままに高橋藍がサービスエースを奪い逆転。最後は高橋健がブロックで締め、25-22でストレート勝ちした。グループ2位に浮上し、次戦でパリ行きを決める可能性も出てきた。
第2セット
第2セット 序盤は日本が走った。西田のブロックアウトで先制すると、小野寺がサーブで乱し、石川のバックアタックで連続ポイントを奪った。その後も小野寺のクイック、山本智の必死の片手レシーブを得点につなげるなど、12-5とした。だがタイムアウトを経て、セルビアが息を吹き返し、4連続ポイントで食い下がった。
関田のトスワークがブロックの的を絞らせなかった。バックトス、クイックの選択で翻弄(ほんろう)。15-11から4連続ポイントで突き放し、25-14でセットカウントを連取した。ストレート勝ちすれば、五輪出場圏内の2位に浮上する。
第1セット
第1セット 日本のスタメンはアウトサイドヒッターに石川祐希、高橋藍、ミドルブロッカーは小野寺太志、高橋健太郎、セッター関田誠大、オポジット西田有志、リベロ山本智大が名を連ねた。
先制を許したが、高橋藍の強打で追い付いた。その後は一進一退の攻防。3連続ポイントもあったが、セルビアも食らいついた。均衡が破れたのは8-8の場面。西田がアタックで得点すると、両軍初となるサービスエースも決めた。高橋藍もブロックで続き、11-8と突き放した。その後も関田のが無回転サーブでエース、石川の2度のブロックなどで最大8点差に広げ、圧倒した。25-17としセットカウントを先取した。
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男子W杯バレー日程
パリ五輪への道
◆パリ五輪への道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。ブラジル(プールA)、日本(同B)、中国(同C)で開催され、各組上位2カ国の計6カ国が出場権を得る。残る5枠は、来年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合はVNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。