アジア最高峰の自動車レース「全日本スーパーフォーミュラ(SF)選手権」に日本人女性として初参戦するJuju(本名・野田樹潤、18)の大きな挑戦が幕を開ける。

15日、4月に入学する日大(東京・世田谷区)で記者会見。3月9日開幕の第1戦(三重・鈴鹿サーキット)へ気合を入れた。世界3大レース「ルマン24時間」制覇経験を持つ小林可夢偉(37)らトップレーサーが名を連ねる舞台で、夢のF1参戦への第1歩を踏み出す。

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道しるべとなってきた父・野田英樹氏は、1歩引いて「TGMグランプリ」に属する娘を見守る。現行のSFルールは体重75キロのドライバーに合わせられており「彼女は50キロちょっとで、約25キロのおもりを(マシンに)積む。これがイコールか。女性が活躍する時代の新たな課題として、レース業界全体が考えないといけない」と提言した。幼少期から娘の意向を尊重しており「期待は全くない。自分がかなわなかった夢を…というのはない。少しでもいい環境で走る応援をしてあげたい」と願った。

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