バレーボールのイタリアリーグ・セリA1部のプレーオフ(PO)準々決勝は16日(日本時間17日)に行われ、日本代表のエース石川祐希(28)が所属するレギュラーシーズン(RS)6位のミラノが、崖っぷちに立たされた。

3戦先勝方式の準々決勝ピアチェンツァ(同3位)との第3戦は、敵地で対戦。フルセットの2-3(22-25、25-23、25-17、29-31、12-15)で屈した。開幕戦勝利からの2連敗で、通算成績は1勝2敗。2年連続の準決勝進出に黄色信号が灯った。石川は全セットでスタメン出場し、2本のブロックを含むチームトップの21得点。アタック決定率は60%と躍動したが、チームの勝利には結び付けることはできなかった。

セットカウントを先取されながらも、2連取で巻き返し、2-1で迎えた第4セット(S)。3度のマッチポイントを握りながらも、決めきれなかった。自らのサーブミスなどもあり、このセットを29-31でスルリ。傾いた流れは止められず、最終第5Sは序盤にリードを取りながらも中盤に4連続失点。石川のブロックで11-11に追いつきながらも、再び勝ち越され、力尽きた。

後がなくなったミラノ。ホームに戻り、仕切り直す。勝負の準々決勝第4戦は、24日(同25日)に行われる。