バスケットボール男子の全米大学選手権(NCAAトーナメント)の出場校が17日、発表され、日本代表で活躍するシューター富永啓生のネブラスカ大が選ばれた。2014年以来、10年ぶりの出場で、22日にテネシー州メンフィスで行われる1回戦でテキサスA&M大と対戦する。68校が出場する全米大学選手権は、米国内で大きな注目を集めることから「マーチ・マッドネス(3月の熱狂)」と呼ばれる。

ネブラスカ大は今季ビッグテン・カンファレンスでレギュラーシーズン3位。優勝すれば全米大学選手権出場が決まるカンファレンス・トーナメントは準決勝で敗退したが、成績が評価され、選考委員会で選出された。富永は「大きい舞台になると気持ちが高ぶる。すごくいい思い出になる」と意気込んでいる。

全米大学選手権には、米プロNBAレイカーズの八村塁がゴンザガ大時代の19年に出場。チームの8強入りに貢献した。ネブラスカ大は今回、初勝利を目指す。「ここからは負けたら終わり。対策していく」と闘志を燃やす富永は、得意の3点シュートで攻撃をけん引する働きが求められる。自身のNBA入りに向けたアピールの場にもなりそうだ。(共同)