バドミントン女子シングルスの山口茜(26=再春館製薬所)が19日、羽田空港で帰国取材に応じ、代表入りが確実となっている今夏のパリオリンピック(五輪)へ意気込んだ。

10日閉幕のフランスオープン、17日閉幕の全英オープンで2大会連続準優勝。「足りないと感じることが多かった」と反省しつつ、「ここまで結果を出せるとは思っていなかった」とうなずいた。全英オープン決勝では第2ゲーム途中で右足付け根の負傷により棄権。患部の状態については「まだ何も分からないが、大丈夫だと思う」と話した。

フランスオープンでは、パリ五輪と同じ会場でプレー。「広かった」と会場の印象を口にし、「広いとプレー自体も大きな意識でできる。スピードもゆっくりに感じる。広い空間が好きなので、やりやすかった」と好感触を得た。

パリ五輪の選考レースは4月末まで続くが、すでに3大会連続の代表入りを決定的としている。これまで五輪では2大会連続で準々決勝敗退。3度目の舞台へは「五輪もあるが、関係なく成長できるようにしたい」と気負わずに準備を進める。