柔道の全国高校選手権(日刊スポーツ新聞社ほか後援)は20日、東京・日本武道館で団体戦を行い、男子は埼玉栄が初優勝した。

1-1からの代表戦に昨夏インターハイ100キロ級王者の平野匠啓(2年)が登場し、大内刈りで一本勝ち。足立学園(東京)鏑木克優との主将対決を制した。昨年12月の国際合宿で右肘を脱臼。約1カ月前に復帰したばかりだが、最優秀選手に選ばれ「目標は3冠。金鷲旗もインハイも勝ちたい」と上を見た。

女子は比叡山(滋賀)が敬愛(福岡)を、同じく代表戦で破って初優勝。最後は大井彩蓮(1年)が技ありを奪って決め、最優秀選手に輝いた。