レイカーズ八村塁(26)は敵地ミルウォーキーでのバックス戦に先発して38分40秒プレーし、16得点と自己最多14リバウンドをマークし、2部門で2桁の「ダブルダブル」を今季初めて記録した。試合は2度の延長の末、128-124で競り勝ち、40勝32敗とした。

優勝候補バックスとの激戦で、最大19点差からの大逆転の一翼を担い「みんな疲れていたから、攻守で積極的にいった」と貫禄を漂わせた。大黒柱ジェームズが欠場する中、その穴を埋めようと果敢にプレー。攻撃では剛柔織り交ぜ、シュートをねじ込む。こぼれ球への反応も良く、リバウンドを次々と奪ってゴール下を支えた。延長でも一時勝ち越しとなるレイアップを沈め、守備ではG・アデトクンボらとの肉弾戦で最後まで1歩も引かず「力強い相手にフィジカルにプレーできた」と誇った。

プレーオフ進出争いの正念場で、この試合が9日間で6試合をこなす長期遠征の初戦。試合後は慌ただしくメンフィスへ移動し、27日はグリズリーズと戦う。「遠征で一番大変な試合だと思っていたので、勝てたのは大きい。ただ、気を抜いては駄目」と次戦をにらんだ。