バレーボール女子日本代表の石川真佑(23)が28日、イタリアリーグ・セリエA1部所属のフィレンツェでの1季目を終えて羽田空港に帰国した。

4年間過ごしたVリーグ東レアローズから移籍し、海外挑戦となった初年度を「ケガなくシーズンを終えられてすごく良かった。1年目ですごくいい経験ができ、シーズンを無事に終えられたことはすごくうれしく思う」と振り返った。チームは14チーム中10位に終わり、プレーオフ進出を逃したものの、石川はチーム2位の341得点を挙げるなど活躍。「想像していたよりできた部分が多かった」と、攻撃面で手応えを口にした。

来季以降については「またイタリアだったり海外でプレーできればいいかな」と、継続して海外でのプレーに前向きな姿勢を示した。

代表には、来月上旬に合流する予定。まだ五輪切符を手にしていない日本代表は、5月から始まるネーションズリーグ(VNL)で世界ランキングのためのポイントを上げていく必要がある。「しっかりオリンピックの切符をつかむっていうところから。その先のオリンピックでしっかりメダルを取るっていうところが目標」と、石川。12年ロンドン五輪以来12年ぶりとなる五輪メダル獲得へ、気を抜く暇はないが、「チームによい影響を与えたい」と力を込めた。【勝部晃多】