卓球Tリーグ男子・静岡ジェードの関係者が29日、静岡市役所で難波喬司市長(67)を表敬訪問し、参入初年度のシーズン終了を報告した。チームはプレーオフ(PO)進出(3位以内)を争った岡山に終盤で追い抜かれ、6チーム中4位。リーグ初の監督兼選手として今季を戦った森薗政崇(28=BOBSON)は「POに行けなかったが、ジェードとしての結果は最高のシーズンになった」と善戦した手応えを口にした。

ダブルスの名手・森薗は、主に龍崎東寅(とんいん、25=三井住友海上火災保険)とペアを組み、全20戦に出場。11勝を挙げてチームをけん引し、同ペアはリーグのベストペア賞(男子)などを受賞した。チームメートについても、第6戦では今季優勝の東京から4-0で白星を奪うなど、「全員、最後までやり切ってくれた」と感謝。来季も監督兼選手として契約継続の見込みで「PO進出とその先の優勝を目標に頑張りたい」と話した。

運営会社の静岡オクシズUU河村水稀(みずき)代表(30)は「あっという間にシーズンが終わった」。運営で知名度アップや集客に課題を残した点を挙げ、「来季はさらにパワーアップし、活動範囲も広げたい」と青写真を描いた。新年度の地域貢献案を聞いた難波氏は「全面的に一緒にやっていきたい」と応援の意向を示した。