レイカーズ八村塁(26)が20日、デンバーで取材に応じ、NBAでのプレーにひと区切りをつけ、来季は日本でプレーすると明言したグリズリーズの渡辺雄太について「全然違う立場だけど、6年間頑張ってきてくれたことは僕としてもすごくうれしい」とねぎらった。

八村は渡辺がNBAにデビューした翌年の19年に日本人初のドラフト1巡目指名でプロ入り。ドラフト外からはい上がった渡辺と歩んできた道は異なるが「ああいう立場がどれだけ大変かは僕も分かるし、NBA自体がどれだけ大変かは、僕と雄太さんしか分からない」と思いやった。

最高峰では日本人対決が実現し、何度もマッチアップしてきた。戦友に「今度は日本で頑張ってくれたらいいなと思う」とエールを送った。

プレーオフ(PO)1回戦(7回戦制)のナゲッツ戦では先発し、31分5秒の出場で7得点、3リバウンド。チームは昨季覇者で第2シードの相手に103-114で敗れ、黒星スタートとなった。第2戦はデンバーで22日(日本時間23日)に行われる。