元柔道五輪金メダリストの山下泰裕氏(55=東海大副学長)が、20年東京五輪実現へ熱弁をふるった。

 28日、同氏は都内で行われた経済同友会の新年懇談会で講演。64年東京五輪をテレビで見て「その後の人生が変わった」と話し、ケガをしながら金メダルを獲得した84年ロサンゼルス五輪を振り返りながら「スポーツは本当に素晴らしい」と強調した。

 「いじめ撲滅にはフェアプレー。スポーツの力でフェアで思いやりにあふれた世界を作っていきたい」と、話していた。

 講演会後の懇親会には、レスリングの吉田沙保里(30)競泳の上田春佳(24)柔道の杉本美香さん(28)パラリンピック射撃の田口亜希(41)ら女性アスリートも出席した。