<全国高校バスケット選抜優勝大会:昭和学院60-39安城学園>◇第5日◇27日◇女子準決勝◇東京体育館

 高校総体2位の昭和学院(千葉)が、60-39で安城学園(愛知)を下し、27年ぶり7度目の決勝進出を果たした。

 昭和学院は、U-18の赤穂さくら(3年=184センチ)と、U-17の赤穂ひまわり(1年=183センチ)の日本代表姉妹がこの日も高さで相手を制した。前半を28-17とすると、後半もリードを広げた。

 鈴木親光コーチは「安城学園はみんながオールラウンドプレーヤーなので、簡単にシュートされないように注意した」と、その通りの出来に納得の笑顔を見せた。

 明日28日は、8月の高校総体決勝で敗れた宿敵・桜花学園との決勝。さくらは「明日が高校最後の試合なので、今までやってきたことを(試合時間の)40分間、コートの中で全て出したい」と気合十分。そして、妹ひまわりに対しては「1年生なのでミスしても仕方がないので、思い切りいってほしい。ミスしたら自分がカバーする」と話した。

 ひまわりは「姉と一緒にできるラスト1回の試合で悔いが残らないように、優勝したい」と姉妹力を合わせての全国制覇を宣言した。