マツダスタジアムの関係者入り口に広島のエース・ジョンソンがスマホを手に突っ立っていました。何しとるん? と思っていると若い記者が「あれですよ。あれ!」と教えてくれました。どうやら「ポケモンGO」のようです。

 世界で人気のスマホアプリ「ポケモンGO」の配信が日本でも始まって大騒ぎなのは知っていますが、いまいち分かりません。

 ウソです。正直に言うといまいちどころか、まったく、何もかもがすべて分かりません。

 もともとテレビゲーム的なものをしないのに、スマホでなんて、とんでもない。メールとかするだけでもチカチカするし、ゲームなんて…。おまけにあれはスマホを見ながらウロウロしないといかんらしいし。

 もちろんメーカーの方々も私のようなおっさんに遊んでもらおうとも思っていないでしょうが、若い知り合いの中にも「面白さが分からない」と言っている人もいるし、そこは当たり前ですが、何事も人それぞれなんでしょう。

 しかし「歩きスマホ」「ながらスマホ」が公共ルールとしてダメなのは常識なのに、よくこんなのが世の中に出るなとは、正直、思います。

 さて。

 広島阪神戦を見ていましたが、まあ、広島の強いこと。いま阪神がとても弱いのもありますが、本当に首位を行くチームの勢いというものを感じます。広島緒方監督が自身が起用する鈴木誠を指して言った「神ってる」という状態がチームに乗り移っているような感じです。

 まだ7月ですが、広島が25年ぶりリーグ優勝を決める可能性はきわめて高くなってきました。もちろん、ここからまくられるようなことがあれば大変ですから緒方監督もまだまだ気を許すことは、当然ですが、ありません。勝てば勝つほど表情が厳しくなっているのはそれもあるのかも。

 なんて思いながら、この冬の流行語大賞は「神ってる」と「ポケモンGO」の戦いになるのは間違いないと、今から予想します。

 なお阪神の「超変革」がそこに割って入るためには、今から、相当、頑張らないと厳しいことも付け加えておきたいところです。