東北大会出場を決めている仙台育英の背番号10の先発右腕、百目木(どめき)優貴(3年)が初完投してチームを5大会連続23度目の優勝に導いた。

 完封目前の9回に3点を奪われたが、スライダー、ツーシームなどの変化球がさえて10奪三振。「県大会は初登板だったので、この自信を東北大会につなげたい」と話した。

 ドラフト候補の右腕エース佐藤世那(3年)に次ぐ投手の成長がチームの1つのテーマで、百目木の好投は今後へ大きな収穫となった。