02年のセンバツ大会を制した報徳学園(兵庫)の優勝メンバーが20日、母校の応援に駆けつけ、アルプススタンドから声援を送った。

 今センバツを最後に永田裕治監督(53)が勇退することを発表。恩師の有終の美を願って、声を張り続けた。元日本ハムで高校時代は「1番・遊撃手」だった尾崎匡哉さん、中堅のレギュラーだった木下賢治さん、右翼のレギュラーだった前山優さん、伊藤政幸さん、平尾泰彦さん、北一誠さん、梶原充史さんらはアルプス席から勝利を見届けた。

 木下さんは「甲子園という憧れの舞台で頑張っている選手たちの姿は、OBにとっても誇りであり、希望です。1戦1戦、全力で戦ってほしいです」と胸を熱くし、梶原さんは「卒業以来15年ぶりに甲子園に足を運びましたが、全員野球の報徳野球は1つも変わっていませんでした」と感激した。