阪神が今秋ドラフトで「ダル2世」を狙っていることが29日、分かった。向上(神奈川)の中野ジャスティン(3年)をリストアップ。米国人の祖父を持つ右腕は181センチ、71キロと細身だが、体に強いバネを感じさせるフォームが魅力だ。直球の最速は144キロで、キレ味鋭いスライダーが武器。他球団の注目度も高く、日米13球団のスカウトが視察を完了している。阪神は即戦力投手を上位指名する方針を固めているが、次世代を担う逸材の発掘にも力を注いでいる。神奈川大会では4回戦で横浜に9回3失点と好投したが敗退。プロ志望届を提出するかは未定だが「プロに行きたい」と話していた。