またメモリアルな一打を放った。高卒2年目の日本ハム浅間大基外野手(19)が、無敗男に強烈な一撃を見舞った。

 初回、日本デビューから13連勝中のソフトバンク・バンデンハークの150キロ直球をとらえ、左翼席へ運ぶプロ初本塁打。「何がなんだかよく分からないです」と、雄たけびを上げた口が開いたままダイヤモンドを一周。最高の形で首位相手の大事な3連戦の幕を開けた。

 19歳10カ月の浅間がプロ1号となる先頭打者本塁打。プロ初本塁打が先頭打者弾は今年の高山(阪神)に次いで31人目(外国人選手は除く)。日本ハムでは56年石原、89年鈴木に次いで3人目。また、10代で先頭打者本塁打は01年高山(西武)以来9人、10本目。パ・リーグでは95年大村(近鉄)01年高山に次ぐ年少記録で、日本ハムでは89年田中幸の21歳5カ月を抜く最年少。10代で初本塁打が先頭打者本塁打は91年前田(広島)以来3人目だった。