17日に東京地裁で開かれる、元プロ野球選手の清原和博被告(48=覚せい剤取締法違反で逮捕、起訴)の初公判の一般傍聴席抽選が日比谷公園で行われることが11日、発表された。オウム真理教の松本智津夫死刑囚(教祖名・麻原彰晃)や女優酒井法子、歌手ASKAの公判時同様の特別態勢が敷かれる。

 法廷は酒井、ASKAらの公判も行われた425号法廷。全42席で一般傍聴席は20席弱となる見込み。保釈後、肉声で語る初の機会だけに酒井の初公判時の330倍を超える史上最高倍率となる可能性もある。

 当日は午前9時半ごろから同11時まで整理券を交付後、公園内の4カ所で当選番号が発表され午後1時30分に開廷する。整理券は酒井やASKAの時同様、番号を記したリストバンド型になる予定。一般傍聴席は、全42席から司法記者クラブ加盟社への割り当て分約20席と特別傍聴人の席を引いた残りで、関係者は「特別傍聴人の席数は当日まで見えない。今回の一般傍聴席は16、17席くらいでは」とみている。

 同法廷では09年10月26日に酒井法子(覚せい剤取締法違反、使用)の初公判が開かれ、20席をめぐり6615人が殺到。倍率は史上最高の330倍に上った。14年8月28日のASKA(覚せい剤取締法違反、使用)の初公判も、21席をめぐり2646人が集まり、126倍だった。

 清原被告は3月17日の保釈後、警視庁から道路の安全確保を要請されたとして同庁前でコメントせず文書を発表。同18日には入院した千葉県松戸市内の病院の窓から一瞬、見せた顔を日本テレビのカメラに撮られたが、その後は姿を見せていない。清原被告が約2カ月ぶりに表に顔を出し、初めて肉声で語る裁判。“のりピー超え”の倍率となる可能性は高い。

 ◆傍聴 法廷で行われる裁判は、原則として誰でも見ることが可能。事前の手続きは不要だが、傍聴希望者が多い場合には傍聴券交付手続きが行われ、抽選となる。同手続きの日時や場所などは、各裁判所がホームページで発表。清原被告の場合は日比谷公園の祝田門付近で整理券を交付。当選番号の掲示は同公園の霞門、祝田門、桜門、西幸門付近で行うとしている。