日本ハム大谷翔平投手(21)が、「日本生命セ・パ交流戦」の中日戦に「5番投手」で先発し、8回無失点の12奪三振で6勝目を挙げた。4回の第2打席、内角のスライダーを強振し、右すねへ自打球が当たるアクシデントもあった。

 大谷が治療のためにトレーナー室へ下がると、「ヒヤリ…どころじゃない」と肝を冷やした栗山監督を中心に、ベンチ内では心配そうな首脳陣の顔が並んだ。そこへユニークなアイデアを持ち出したのは、ネクストバッターズサークルにいたレアードだった。指揮官へ近寄り、通訳を呼び寄せ「捕手のレガーズをつけさせたら?」。本気なのか冗談なのか…。陽気な助っ人の珍意見に、ベンチは和んだとか、和んでいないとか。