もう忘れました! 「神ってる」広島鈴木誠也外野手(21)は気持ちをリセットしてリーグ戦再開に備える。セ・パ交流戦のオリックス3連戦では3戦連続で決勝弾を放ち、一躍ヒーローに。勢いそのままに21日のマツダスタジアムでの全体練習ではフリー打撃で快音を連発した。ただ鈴木は気持ちを切り替えた。

 「うれしいですけど、もう、忘れました。次です。(4戦連続決勝弾は)無理です! 普通にいきます。いつも通り自分のやるべきことをやれば大丈夫だと思っています」

 4戦連続の決勝弾となれば広島では1960年の藤井弘以来56年ぶり2人目。だが鈴木は「とにかくつなぐ意識だけです」ときっぱりだ。とはいえ緒方監督に神懸かりな活躍を「神ってる」と評された勝負強さがある。19日の第3戦、同点の8回裏に放った10号ソロが「ゴロを打つ意識で」放り込んだのと同様、ファンの期待は自然に膨らんでいく。

 24日からの阪神戦に全力で挑む。交流戦前までの打率は2割8分6厘。何より交流戦のブレークでマークが強まることは必至だ。「パの投手は僕のことを知らなかったと思う。セだとまた違う配球になると思う。4、5月は打てていなかったし、これからが勝負」。左手1本でのティー打撃を行うなど、スイングの確認に余念はない。リセットした先のお立ち台に決めせりふの「最高です!」が待っている。【池本泰尚】