ソフトバンクが史上最速のマジック点灯を目前に足踏みした。ここまで9勝の和田毅投手(35)が今季最短の4回5失点でKOされ、3敗目を喫した。日本ハムに7安打と足攻めも絡められ、失点を重ねた。打線は日本ハムの3年目高梨裕稔投手(25)に7回無得点に封じられ、7月初戦は完敗。連勝なら2日にマジックが点灯する状況だったが、早くても3日まで持ち越しになった。
快投を続けてきた和田が苦しんだ。2回2死一、三塁から重盗で先制点を許し、さらに8番大野に中前適時打を浴びた。相手打者はコンパクトにバットを振り、逆方向を狙った。9番中島から空振り三振を奪うのに、11球を要した。食らいつく相手に、ファウルで粘られる場面が目立った。7安打され3四死球。5失点で今季最短となる4回KO。104球も投じていた。両リーグ最速の10勝到達はお預けだ。
「大事な3連戦の初戦をこういった形で、ゲームを壊してしまい、チームに申し訳ないです」
日本ハムは今カードの2戦目以降に有原、大谷と投入する。9勝の左腕で必勝を期した。和田も試合途中でプレートの位置を変えるなど、修正を図った。それでも、日本ハムのしぶとさにのみ込まれた。「(修正も)うまくいかなかった。ズルズルと、点を取られたら、止まらない。フォーム的なものでしょう。前に飛ぶのは、ボールが見やすかったから。2度とこういうことはしないように…」。日本ハム戦はこれで1勝1敗だが、防御率は6・48と他球団に比べ、飛び抜けて悪い。今後の対戦に、不安を残す投球になった。
優勝へのマジック点灯は足踏みで、最短で3日の同カードになった。工藤監督は和田とともにベンチに下げた捕手鶴岡を隣に座らせた。配球に関する助言は試合終盤まで続いた。「相手に粘られて、うまく打たれた。イメージが逆方向にあり、変化球をセンターに打たれた。相手がどういう風に打ってくるか分かれば、対処できる。『相手が(狙いを)変えざるを得なくなったら、お前の勝ちだよ』と言った」。前カードのロッテ戦も初戦を落としながら勝ち越した。前半戦最大の正念場。ここからソフトバンクが底力を見せる。【田口真一郎】
▼ソフトバンクのマジック点灯は最短で明日3日。条件は、今日2日から(1)ソフトバンクが日本ハム戦に2勝=ロッテがオリックス戦2試合に最低でも1敗(2)ソフトバンクが1勝1分け=ロッテが2敗または1敗1分け。ソフトバンク○○でロッテ●●ならマジック56、それ以外の場合はマジック57となる。



