中日がドミニカ共和国への今オフの選手派遣を取りやめる可能性が高くなった。世界各国から選手が集まる同国でのウインターリーグに、若手選手を1~2カ月間参加させる球団恒例の強化策。だが今回は新体制への移行期に重なることで見送りそうだ。

 8月に電撃的に谷繁元信監督(45)を事実上解任。新たな体制づくりに入っている。西山球団代表は派遣について「決まっていない。白紙。今年は人事のこともあるから」と語った。

 06年から4年連続でドミニカ共和国に、のべ20人以上を派遣。山井や吉見、浅尾らも異国での武者修行を飛躍につなげた。現体制になってから復活させ14年に又吉を、15年は浜田達を送り込んでいた。毎年夏場には派遣選手が決まるが、現時点で動いていない。

 ヘッドコーチながら編成担当も兼ねる森繁和監督代行(61)が、現地と連絡を取りながら派遣選手と受け入れチームを決めていた。同コーチは毎年、同国に滞在し、助っ人獲得調査とともに中日選手のケアも担ってきた。だが監督交代にともなって、フロント、ユニホーム組の去就が不透明。巻き返しへの土台作りになる今オフだが、強化策にも少なからず変化が出てくる。