巨人の村田修一2軍打撃コーチ(37)らが2日、神奈川・座間市で市内中学6校の野球部員たちに野球教室を行った。

村田以外にも巨人杉内俊哉2軍投手コーチ(38)、日本ハム実松一成捕手(37)、巨人を引退した脇谷亮太氏(37)、元DeNAの内藤雄太氏(35)が講師にそろう豪華さに、中学生たちも積極的に質問をしていた。

実戦練習では、引退間もない村田コーチが強烈な存在感を見せた。三塁守備ではバントをジャンピングスローで阻止し、三本間の挟殺プレーにも成功。走塁でも二塁から左前安打で一挙生還すると「レフト、なめんなよ! まだ走れるんだぞ!」と大声で叫び、会場の座間市民球場は大爆笑に包まれた。

打席では、杉内コーチから投球時のステップをアドバイスされたばかりの180センチ左腕、中本裕投手(座間・相模中2年)と“名勝負”を演じた。空振り後、4連続ファウル。最後は見事に安打に仕留めるも「いいボール投げてたよ」と感心していた。最終回は「高校時代はエースだったんだぞ!」と叫びながらマウンドへ。スライダーの暴投で1点を失うも、最終回に自身のサヨナラ打で勝利した。

「野球はやっぱり楽しくなくっちゃね。ぼくらも久しぶりの野球で楽しかったです」。現役時代さながらの華のある野球で沸かせ、中学生たちを興奮させていた。