高木義明文部科学相は18日の記者会見で、セ・リーグが公式戦を予定通り3月25日に開幕すると決めたことについて「計画停電で国民生活が苦労している一方、(ナイターで)明々とライトを使用するのに違和感があるのは当然だ」と述べ、ナイター開催に国民の理解を得るのは難しいとの考えを示した。

 高木氏は開幕の決定自体は「国民を励ますとかチャリティーの意味合いもあり、当事者の判断に委ねられる」とした上で、試合の開催方法について「非常に工夫が必要ではないか」と指摘した。

 震災復興財源の確保のため、高校無償化の見直しを求める声が野党から上がっている点については「見直しは全く考えていない」と述べた。(共同)