<広島0-9巨人>◇27日◇マツダスタジアム

 巨人杉内俊哉投手(31)が10勝目をマークした。9回の攻撃で四球で出塁し、代走を送られたため、完封勝利は逃したが、8回を1安打1四球、13奪三振。打者25人で抑える圧巻の投球。工藤公康に次いで2人目の「現12球団プラス近鉄」の13球団勝利となった。ヒーローインタビューの様子は以下の通り。

 -節目の10勝目、おめでとうございます。好調広島相手に1安打。納得の投球では?

 杉内

 相手(先発)が野村君というのもあって、いい投手と分かっていたんで、先に点を与えないようなピッチングをしたいなと思ってました。

 -相手は新人の野村。力が入ったのでは

 杉内

 低めに良い球ばかり行くので。僕もああいうピッチングをしたいんですけど、なかなかできないので、力で押しました。

 -毎回の13三振

 杉内

 阿部さんから途中からアドバイスをもらって、それから三振が取れました。

 -どんなアドバイス?

 企業秘密?

 杉内

 そうです。それは教えられないです。

 -広島は暑いですよね。暑さの中で活躍するには

 杉内

 高校球児もこの暑さの中、やっているので、負けないように、高校球児を思い出して投げました。

 -カープから勝って、全球団から勝ち星

 杉内

 その記録は知っていました。何とかいい印象を自分で与えるためにも、今日は勝ちたかったので、良かったです。

 -夏場の戦いについて

 杉内

 夏場に失速するチームとか選手とかありますので、そうはならないように、このまま突っ走っていけたらいいと思います。