阪神は16日、オリックスから海外フリーエージェント(FA)権を行使した日高剛捕手(35)と大阪市内のホテルで初交渉した。日高は「チームとして必要とされているという誠意を感じた」と阪神入りに前向きな姿勢を示した。

 日高はここ数年、出場機会が減っており「試合に出たい気持ちが強い。決まったわけではないが、入る以上は1年目。何も知らないので全員がライバル」と、早くも復活に懸ける気持ちを話した。今後については「最終的にオリックスの話を聞いてから、早めに決めたい」とした。

 阪神の中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)は「感触はかなりつかんだかなと思う」と獲得に自信を見せた。

 日高は1996年に福岡・九州国際大付高からドラフト3位でオリックス入団。通算成績は1471試合で928安打、打率2割3分6厘、77本塁打、427打点。