阪神からFA宣言し、DeNAへ移籍した久保康友投手(33)が3日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。

 「柱としてやってくれ、と言われ意気に感じました。DeNAの優勝に貢献できるように頑張りたい」と、新天地での飛躍を誓った。

 決断に決め手については「選手として自分を一番必要としてくれた。チームを変えてくれという言葉に心がぐらっときた」と、話した右腕。「家族、(阪神の)チームメート、裏方さんには残ってくれと言われました。自分を必要としてくれる場所がある一方で、残ってくれと言われるところで悩みました」と、悩み抜いた胸中も明かした。

 会見に同席した高田繁GM(68)は「来季の先発の柱ができた。一番喜んでくれているのは中畑監督。ずっと久保投手をとってほしいと言っていたので、編成の責任者としてこんなにうれしいことはありません。もちろん2ケタ勝ってもらって、若手の手本にもなってもらって、投手陣を引っ張ってほしい」と、期待を込めた。