<阪神2-6巨人>◇11日◇甲子園

 阪神能見篤史投手(35)は期待に応えられなかった。

 中西投手コーチが「最後はエースにかけてみたい気持ちがある」と言ったように、今季最後の伝統の一戦を託された。

 だが、1回1死から3四死球で満塁のピンチを招いた。5番亀井、6番村田に連続適時打を浴び4失点。自ら走者を出す展開にスタンドから「逃げるな!

 ビビってんのか!」とヤジが飛んだ。2回以降は立ち直ったものの5回5安打4失点で降板。5連敗中の嫌な流れを変えることはできなかった。