広島の堂林翔太内野手(23)が20日、鈴木誠也内野手(20)とともに広島市内の整骨院でサイン会を行い、オフの充実感を口にした。

 例年オフはイベント関連のスケジュールで埋まる堂林だが、12月に出席したイベントは数回のみ。この日のサイン会を最後に、来年1月末日までイベントは入っていない。「わがままを言わせてもらいました。客観的に『もういいかげん、やってくれ』と自分に言っている」。全試合出場の12年から出場試合数は年々減少し、今季は93試合。来季定位置を奪い取るのため、自ら球団に要望し、練習に専念できる環境を整えた。

 広島市内の陸上競技場やトレーニングジムなどで、柔軟性を高めながら筋力強化に取り組む。勝負のシーズンと位置付ける来季へ向け、今後も広島でトレーニングを続けていく。