球団から戦力外を伝えられた横浜石井琢朗内野手(38)が11日、自由契約を求める考えを明かした。本拠地最終戦の阪神戦後、「球団と話し合い?

 今から行きます。多分、自由契約をお願いします」と話した。現役続行の意思は強く、自由契約選手となれば全球団と交渉可能となる。

 この日は7回の守備から出場。8回の打席は二ゴロだったが、ファンの大声援を受けた。試合後はグラウンドでファンに頭を下げ、「20年間で一番、いい日」と笑顔で話した。

 同じく戦力外とされた鈴木尚外野手(36)は、6回に代打で三振。「テンションが下がったよ」と苦笑いしたが、大声援に「あらためて横浜ファンにお礼を言いたい」。試合後、石井琢と一緒にファンへ一礼した。他球団での現役続行か、要請された2軍コーチ就任か、「まだ考えている。近く球団に伝えます」と話した。