松坂さんの技、盗みます!
3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表第1次メンバーに選ばれている楽天田中将大投手(20)が8日、ともに合宿に参加するレッドソックス松坂大輔投手(28)への“弟子入り”を志願した。この日、都内で自身が広報キャラクターを務める日本赤十字社「はたちの献血」キャンペーンの記者会見に出席。「自分がプロに入った時に、松坂さんがメジャーに行ってしまった。間近で見るチャンスだと思う」と、先輩のすべてを学び取る意気込みを示した。
念願の弟子入りだ。かつて甲子園の“怪物”と呼ばれた者同士。最年少記録を作る度に比較される先輩との対面を、誰よりも心待ちにしているのは田中自身だった。「練習法とか、すべてですね。全然見たことがないのですべて興味があります」。不思議なことに両スターが顔を合わせたのは、一昨年の日本プロスポーツ大賞表彰式の1度だけ。初めてグラウンドで見る松坂を思い浮かべると、日本代表合宿が待ちきれなかった。
同じタイプと思うからこそ、興味津々になるのも無理はなかった。「自分はダルさんや球児さんより、松坂さんタイプなのかなと思う」。日本ハム・ダルビッシュや阪神藤川より、トータルバランスで勝負するレッドソックス松坂の方が、自分を重ねやすかった。昨季はフォームもワインドアップでの左腕の使い方など“松坂風”を取り入れた。「北京五輪の時みたいに、いろんなことを吸収して帰りたい」と、早くも意欲満々だ。WBCはメジャー使用球が採用される。滑りやすいボールへの対応を聞くにも、松坂はうってつけの存在といえる。
すでに戦う準備は始まっている。実家の伊丹周辺で練習をスタート。遠投中心でじっくりフォームを作り、ブルペンでの投球は1月下旬に仙台入りしてからの予定だ。「昨年2ケタに届かなかったので、まずは今2ケタ勝利。それにチームのクライマックスシリーズ出場、そして野村監督を胴上げしたいですね」と新年の目標も掲げた。「1年間、しっかり戦えるように」と飲酒も1週間に1回程度に抑える節制も誓った。
WBCで松坂流の極意を身につければ、マー君の20歳イヤーにこれ以上ない追い風となりそうだ。【小松正明】
[2009年1月9日8時48分
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