FA権を持つオリックス北川博敏内野手(37)が16日、岡田彰布新監督(51)と“心中”する決意を明かした。出場機会を求めてFA権行使の可能性も残していたが「岡田さんには阪神時代にお世話になり、いろいろ教えてもらったし、すごく信頼している。あの人のもとでプロ生活を終えたい気持ちが強い。FAは使わないと思う」と語った。

 阪神で98年からの3年間、2軍監督などを務めていた岡田監督の指導を受けた。01年に近鉄に移籍しブレークしたが、指揮官への恩は忘れない。今季は準レギュラーとして103試合で2本塁打、31打点。持ち前の勝負強さも見せたが、不完全燃焼だった。村山本部長も「三塁の(手薄な)状況を見れば分かる。うちは必要としている」と誠意を尽くして残留を求める考えだ。【柏原誠】

 [2009年10月17日11時38分

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