もう一人のF!
中継ぎ再編へ動く阪神は29日、ドラフト2位の藤原正典投手(22=立命大)を1軍に初昇格させる。28日に1軍登録を抹消された筒井と入れ替わり、投手ではルーキー初となる抜てきを決めた。スリークオーターから放たれる出所の見づらいボールを武器に、貴重な中継ぎ左腕として中日、巨人の上位相手に立ち向かう。
1年目にして紆余(うよ)曲折を経て、チャンスを手に入れた。昨年10月29日のドラフト指名直後、「機会があれば先発でも中継ぎでもどこでも投げたい。1年目からどんどんアピールして結果を出したい」と意気込んでプロの世界に飛び込んだ。春季キャンプは1軍帯同と順風満帆のスタートを切ったが、キャンプ中盤の2月16日、左足内転筋筋挫傷で、開幕1軍の目標は果たせなかった。
約3カ月のリハビリを経て、5月14日の練習試合・トータル阪神戦(鳴尾浜)で実戦復帰すると再び輝きを取り戻した。同25日にウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で公式戦デビューを果たしてからは、中継ぎとして10試合に登板し8回1/3を投げ、防御率は3・24。6月24日ソフトバンク戦(甲子園)25日中日戦(ナゴヤ)では“連投テスト”も難なくクリアした。
中継ぎ投手陣には疲れが見え始め、特にサウスポーは15日に川崎が背中を痛め登録を抹消されると、唯一の中継ぎ左腕となった筒井も、6日の1軍再昇格後は3試合で防御率21・6と安定感を欠いていた。27日に初登板した横山に続いて若い力が、虎投のカンフル剤になる。
[2010年6月29日11時16分
紙面から]ソーシャルブックマーク




