クライマックスシリーズ(CS)進出を狙う日本ハムの秘策に、ダルビッシュ有投手(24)の中継ぎ起用プランが27日、急浮上した。この日、大阪入りした梨田昌孝監督(57)は「中継ぎ起用?

 相当疲れているから、どうだろう。(可能性は)1割か2割くらいしかない」と完全否定はせず、含みをもたせた。28日の試合前練習で状態をチェックし、決定する。

 25日ソフトバンク戦では杉内とのエース対決で9回を146球で投げきったが、0-1と敗戦。3試合連続完投し、かつ中2日。責任感が強く、状態が良ければ志願のベンチ入りもありそうだが、疲労がピークで、期待に応えられるような投球ができないと判断すれば、見送ることにはなりそうだ。

 中継ぎでは06、08年と2度、レギュラーシーズン最終戦に登板。それぞれプレーオフ1位通過、3位でのAクラス死守と、その日に順位を確定させた吉兆パターン。島崎投手コーチは「今後のこともありますから」と慎重な姿勢は崩さなかったが、コンディションの回復を期待した。試合開始ギリギリまでの決断の行方に、注目だ。【高山通史】

 [2010年9月28日7時44分

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