<広島1-0ヤクルト>◇9月30日◇マツダスタジアム
チーム一丸でマエケンを援護だ。広島が08年から6連敗中のヤクルト館山に土をつけた。2回、選手会長の石原慶幸捕手(31)が先制タイムリー。中盤にまずい攻めはあったが、最終回に梵や広瀬が好守を連発し、前田健太投手(22)の投手3冠へ突き進む15勝目をアシストした。
やっとヤクルト館山に土をつけた。07年8月10日に黒星をつけてから、館山には6連敗中だった。2回1死一、二塁で石原が貴重な先制タイムリーを放つと、これを前田健が守りきってようやく不名誉な記録にストップをかけた。石原は「もう1点、2点とっていればもっと展開が変わっただろうけど、勝ててよかった」と笑顔を見せた。
マウンド上で奮闘する前田健を、守備でもりたてた。1-0の9回。ひとつのミスも許されない緊迫した展開で、ヤクルト先頭の飯原のライナーを、遊撃梵が飛び込んでキャッチ。どっとわくスタンド。続く相川の打球はそれよりさらに鋭くセンター前へ抜けようとした。またしても梵がダイブしてつかむと、立ち上がり一塁へ送球。間一髪で仕留めた。さらに2死一塁で、代打川端の打球は右翼へ。ヒットになりそうな球を、地面すれすれで広瀬がスライディングキャッチ。ビッグプレーで前田健の15勝目をアシストした。
広瀬は「ナイスプレー」と笑顔で話し、梵も「守備で貢献?
そうですね。(前田健は)よく投げてくれました」と振り返った。
指揮官は「今日は完ぺきに守り勝った試合。最後に守備で助けてあげられたのは、(暴走などのそれまでの攻撃でのミスを)なんとか取り戻そうとしていたんだろう」と野手陣の頑張りをたたえた。エースの気迫の投球には「嫌な流れの中でよく投げてくれた。今日で15勝?
チームをずっと引っ張ってくれて、高く評価しています」と絶賛した。エースがタイトルに前進し、苦手館山を一丸で倒した。低迷するシーズンの終わりに、光明が見えた。【高垣誠】
[2010年10月1日10時53分
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