こう見えてツンデレよ!?

 オリックス岡田彰布監督(53)が今季5勝10敗に終わった近藤一樹投手(27)に、背番号「11」への変更を指示していたことが14日、明らかになった。

 秋季高知キャンプ中に「来年から11にせえ」と命令。近鉄入団以来9年間背負ってきた「65」からの変更を決めさせた。11番はオリックスで佐藤義則、近鉄で野茂英雄がつけた番号だけに期待のほどがうかがえる。今季で大久保が引退し空き番になっていた。

 鬼監督は実は優しかった。9月1日の西武戦(大宮)で3回までに7失点。だが9回まで続投させた上に「(今年は)もう終わりよ」と日程を1カ月残して“戦力外”を通告。その後に前言撤回してチャンスを与えるも2回途中3失点と背信。「ひどいな」とあきれて再び2軍に落とした。

 最初はツンツン、付き合うとデレデレ。「ツンデレ」と呼ばれる女性のような指揮官の親心に近藤は「心機一転頑張ります。背番号に負けない活躍をしたい」と感謝。3年間で24勝の実力者が復活を誓った。【柏原誠】

 [2010年12月15日11時14分

 紙面から]ソーシャルブックマーク